特殊作戦請負部隊‘ミネルヴァフォース’012《第11話》大統領布告


《大統領布告》

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女戦士シリーズ
特殊作戦請負部隊‘ミネルヴァフォース’
012《第11話》大統領布告


「おい、みんな!きのう出された大統領布告をみたかい?」
キャプテン・デユークが聞いた。
「ああ、見たとも!公式船団によらずに星間貿易をした場合には政府が特別ボーナスを出すってやつだろ?」
キャプテン・ロックが応じた。
「そうだ。いよいよ運が回ってきたようだな。わしはこれを待っていたんだ。
我が星系はこの銀河でも有数の星系だし、銀河中の連中が我が星系の独自の特産物を欲しがっている。
しかし、ほとんどがここでは取れない原材料を使っているんだ。この星系で消費する大量の消費財だって多くがそうだしな。
こういう御時勢だ。公式船団だけでは全く焼け石に水だから、必ず何らかの星間貿易推進策が必要なんだよ。」
キャプテン・ルーカスが聞いた。
「だから何だってんだい?」
「一か八かの賭けにでるのさ。可能な限りの資金と船をかき集めて船団を組むんだ。わしが船主兼船団隊長で一航海やろうってことさ。」
キャプテン・デユークが応えた。
「しかし、かなりやばいんじゃないかな?」とキャプテン・ロックが心配そうに言った。
「もちろんリスクはあるが、一航海だけであればそれほどでもないさ。
ワープするまでとワープから出たとき、その往復で計4回。ワープするのは境界領域を出てすぐのジャンプとするんだ。それは短い期間だし、また目的地は帝国軍の戦闘艦だらけの首都惑星にする。リスクは最小だ」
「一往復航海だけだ。そしてそれで終わりにするんだ。この騒ぎが収まるまではな。
いまでは物資不足であらゆるものが高騰している。そのなかでも高騰率の高いものは20〜30倍している。
大統領布告では星間貿易の一取引額の50%を政府が特別ボーナスとして出すというのだから行って来いのダブルで少なく見ても30倍以上にはなる。」
キャプテン・ルーカスが疑わしそうに聞いた。
「そんなに上手くいくものかな?」
キャプテン・デユークが畳み込んで言った。
「これを見ろ!この星系での帝国産高騰商品類のリストでしかも嵩張らないものばかりを厳選した。
そしてこっちが首都惑星での嵩張らない我が星系産の高騰商品類のリストだ!
このリストの5割り増し平均は3650%になるんだぜ!平均でだ!リストの上から選ぶのだから、さらに儲かる!参加した者は一往復でみんな大金持ちだ。」
「おい、おい!こんなところで見せびらかしていいのか?失くしたら大変だ!」
キャプテン・デユークは平然として言った。
「大丈夫だ。俺にしかわからない乱数表による暗号リストだ。コンピュータ解析しても誰にも分らないさ。」

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