#008第一章『宇宙海賊掃討作戦』《第7話


輸送船団の編隊完全警戒体勢宇宙空間航行

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女戦士シリーズ特殊作戦請負部隊‘ミネルヴァフォース’ #008第一章《第7話 輸送船団の編隊完全警戒体勢宇宙空間航行》


第117星系への最重要物質を満載し中央銀河帝国の主要生産惑星の一つに集結した第一回特別輸送船団30隻は揃って編隊を組んで出発し、通常宇宙空間航行の第一ステージを経て、ワープへの星の影響圏を抜けたワープスタートポジションから第117星系への予定された2回のワープを無事完了した。

星間航行には3つのステージがある。
星と星の間の膨大な距離を航行するにはもちろんワープ航法によるのであるが、正しくワープするためには星の影響圏外でワープする必要があり、主要な星間距離をワープすることにより一瞬の間に移動する第二ステージだけでなく、出発地からそのワープ可能な星の影響圏外のワープスタートポジションまでの第一ステージ及びワープ脱出ポジションから目的地までの第三ステージの通常宇宙空間航行が必要となる。ワープ航行はスタートポジションから脱出ポジションまでの移行は一瞬の間で、常に可能性としてはワープ航行失敗という危険性はあることはあるが、宇宙海賊に襲われる可能性はなく、宇宙海賊の脅威は第一・第二の通常宇宙空間航行ステージにあるのである。
比較的安全な第一、第二ステージを無事通過した輸送船団はこの後、ワープ脱出ポジションから目的地である第117星系首都惑星までの最も危険な通常宇宙空間航行をこなさなければならないのだ。
その危険な所用航行時間は3.5宇宙標準日である。

護衛隊の‘ミネルヴァ’及び僚艦はその搭載戦闘機隊12機を全て稼動させた編隊完全警戒体勢で第三ステージの通常宇宙空間航行をスタートした。
搭載戦闘機隊は6時間毎に2時間のエネルギーチャージを兼ねた休憩をとるローテンションとなり、12機のうち9機が常に完全警戒体勢で編隊の前後を飛び回るのだ。

最年少のコードネームLady_fighter-M(略してLaFiM。本名はマリアで、勤務中はコードネームだが非番の時は本名のマリアで呼ばれる)は専用戦闘機のコックピットで軽やかに愛機を操りながら隣の多機能型戦闘ロボットRF-00-K1(略してK1)に声をかけた。

「ねえ、こうやって今にも戦闘があるかも知れないと思って飛んでいるとワクワクしてこない?」

多機能型戦闘ロボットK1は応えて言った。

「さあ、私にはワクワクって言われても分かりませんが・・・完全警戒体勢ですので私の反応モードはモード03です。上から3番目の感度と反応スピードにセットされます。
これは通常に比べるとかなり高感度と言えますね。その分、エネルギー消費率もアップします。またチャージ頻度も通常より高くなります。」

応えの後に通常は何もないのだが、Lady_fighter-Mにはなぜか、K1が微かなブーンという音を発して、それがK1の緊張感を示しているような気がした。

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